舞妓さんちのまかないさん　20巻　【かんにんなキヨちゃん。ずっとそばで2人を見てたいのにな】

花街で3度目の夏を迎えるキヨとすみれ。京都の暑い夏が堪える屋形の舞妓さんたちをキヨは食事やデザート、スイーツで支えている。すみれは百はなとしてさらに精進しようとするがそんな時、健太が風邪で休んでいると聞いて･･･一方、同期がどんどんお店出しが決まっていって理子は焦りを感じるように。そんな理子もついに舞妓デビュー！？

京都の夏は暑いと聞きますがその中で白粉や着物をするのは大変そうですね。他の舞妓さんたちも着物を着るとスイッチが入って意外と暑さは気にならないようですがお座敷上ではいっぱいいっぱいというのもあるようです（笑）そうはいっても暑いものは暑いので屋形にいるときはダレてしまいますがキヨが牛乳寒天を作ってくれていました。涼しげなデザートやドーナツなどをキヨはこともなげに作っていますが何気にこの作業もかなり暑いですよね。寒天やドーナツに反応する市の女将さんが可愛いです（笑）

今回は百はなである自分と健太に恋する少女の間で揺れ動くすみれと供に理子が主役でもありましたね。理子は同期がどんどんお店出しが決まっていって焦りを感じてしまいます。いつも喧嘩しているつる駒姉さんも反応が薄い理子が心配でたまりません。憎まれ口を叩きながらもそっと気を遣ってあげるのはさすが姉さんです。しかし、今回はついに理子も舞妓さんとしてデビューの日も！？すみれも最初は苦労していたでしょうけどそういう所は人に見せないタイプなので理子が新人舞妓さんとして色々な苦難を経験していくのを読者に見せていく役目になりそうですね。

舞妓の姉・百子がお座敷でおどっている所を覗かせてもらって貪欲に吸収しようとする百はな＝すみれですが仕事の最中でも健太の事が気になってしまうようにも。キヨと健太が一緒にいる所を一番そばで見ていたいという気持ちは変わりませんが一方で自分の中で健太の想いがどんどん大きくなっているようです。百はなでいるときもふと恋するすみれに戻ってしまいそうになって踏みとどまるのが何とも切ないです。この気持ちを押し殺したままでいくのか、健太の気持ちは知っているけど自分の想いを打ち明けるのか･･･次巻の夏合宿が何かが変わるきっかけとなるでしょうか。

ということでお盆でキヨと里帰りをする予定のすみれでしたが百子から夏合宿に誘われて残るようです。張り切るすみれですがどうも想像する合宿とは違うような感じですね（笑）百子とどんな合宿を過ごすのか楽しみです。

　　　　　

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