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魔女のやさしい葬列　３巻　【救済か呪いか･･･ブレイロックの過去とリラとの出会いが明かされる！】

2020/05/17 18:05:00 | 徳間書店 | コメント：0件

不死鬼・シスカの血をすすり、不老長寿を得るヴルコラク達を誘い入れてシスカに死という救済を与える骨董店店主・ブレイロックと少女リラ。彼らの所業を目撃してしまった花売りのナンシーは案内人として彼らの仕事を手伝っている。ある日、ブレイロックをジェイムスと呼び、旧友と名乗る男が来訪し･･･ブレイロックの壮絶な過去を告げられたナンシーの選ぶ道は！？

２巻発売から３年５ヶ月ぶりの刊行です。しばらく音沙汰がなかったのでもうこのまま続きが出ないかも･･･と思っていたのでTwitterで制作状況を見て発売されるのは分かっていたものの続きが読めて本当によかったです。

前巻でダニエルが暴れて壊れた店を修理するナンシー、ブレイロックも修理を手伝ったりとリラの帰るべき家を作るために束の間のひとときを過ごします。しかし、改装中の骨董店にブレイロックを本名で呼び、旧友と自称するルスヴン卿が訪れると物語はまた動き始めます。

そんなわけで謎の多い青年・ブレイロック＝ジェイムスの壮絶な過去が今回明らかになっていきます。全てを話し、ナンシーには自分たちと関わるのをやめてもらおうとしますがナンシーは後悔してでも胸を張って生きたいと2人の側にいることを決めます。そこにバートリとベルタ、彼女に保護されたダニエルらが骨董品店に乗り込んできて･･･。地下に逃げ込み、そこでブレイロックはリラをナンシーに任せてバートリ達を迎え撃とうとするところで続きます。

束の間ではありましたが骨董品店改装に向けて平穏な日々があったり、ブレイロックが過去を明かされ、バートリ達との対決も始まっていい盛り上がり方で続きましたね。ブレイロックが終局は近いと言っているとおり次の４巻で完結となるようです。最終巻は3巻ほど待たせないとのことなのでナンシーたちがどういうラストを迎えるのか楽しみにしたいと思います。

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